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【夏イベント】箱の中の少女

夏ということで『うしみつ』さんと合同で毎週末に過去の面白かった怖い話を大量に投稿して涼しくなろう!というイベントを開催することにしました。

今から20分ごとに怖い話(洒落怖)46記事を再投稿していきます!
こちらのページに全記事をまとめてるので一気に見たい方はこちらでどうぞ

http://world-fusigi.net/archives/9645328.html

イベント期間中は背景色を黒にします!


636: 631:1/5 :03/07/03 18:07
十年以上前の話です。当時、私の祖父は腕の良い建具職人でした。
私はそんな祖父の仕事ぶりを眺めるのが好きで、よく仕事場に出入りしていました。

その日、私はいつものように祖父の家を訪れ、落ちている木ぎれを拾って遊んでいました。
目の前で、祖父が作業台の前に座って黙々と仕事をしています。
ごつい手が器用に動いて、木を削ったり部品同士を組み合わせたり、
その技の冴えに、私はしばし遊びの手を止めて見とれていました。

しばらくして、妙なものに気づきました。
祖父の背後の壁に、使い込まれて黒光りする木の板が何枚か立てかけてあったのですが、。
その板と板の隙間からおかっぱ髪の少女の顔が覗いています。
板と壁の隙間から顔の右半分を出して覗いているような格好で、体は見えません。
白い顔の半分だけが、暗い部屋の隅にぽつんと浮かんでいるように見えました。

私は、黙々と手を動かしている祖父の横を通り過ぎ、壁際へと歩み寄りました。
私が近づいても白い顔は微動だにせず、祖父の背中をジッと見つめていました。
やはり体と顔の左半分は見えませんが、壁と板の間には人が入れる程の隙間はありません。
私は少女の顔に声をかけようとしました――

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Source: 不思議.net



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